簡単なホームページの作り方 第7回
7、フレーム機能について(一度に数ページもホームページを開く方法)
はじめに
フレーム機能とは、画面を分割してそれぞれに違うHTMLファイルを表示させる機能です。
分割された部分を「フレーム」と呼びます。
フレームファイルは、<BODY>タグの代わりに<FRAMESET>タグを使い、文字を書いたり、
画像を貼ったりしないで、ただフレーム指定のみを記述します。
ただ、フレーム機能に対応していないブラウザでは、なにも表示されません。
そこで、<NOFRAME>と</NOFRAME>で挟んだ部分は、フレーム機能に対応していない
ブラウザにだけ表示されるので、ここにコメントを書いてHTMLファイルにジャンプ出来る
ようにリンクを貼っておく等の配慮が必要になります。
(1)ページの分割
ページを縦に分割します。 (←ここをクリック)
この場合は、縦に20%と80%の割合で、2分割した例です。
ページを横に分割します。 (←ここをクリック)
この場合は、横に20%と30%と50%の割合で、3分割した例です。
ぺージを縦横に分割します。 (←ここをクリック)
この場合は、上に小さなフレーム2個と下に大きなフレーム1個を作る場合です。
(この例では、縦に130ピクセル横に画面幅の30%が左上になり、縦に130ピクセル横に70%が
右上になり、下の大きなフレームには、縦に画面の高さから130ピクセルを引いた残りが
表示されます。)
フレームサイズの指定方法は、このようにピクセル数と%で表す方法とがあります。
(2)フレームの名前とターゲットについて
ここでは、縦横に分割したフレーム機能を使ってフレームファイル間の相互の関係
を調べて見ましょう。 ぺージを縦横に分割します。(←ここをクリック)
書式は、以下の通りです。(タグの解説は付録参照)
<FRAMESET ROWS="130,*"> ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(1)
・・・(縦に130ピクセル、及び画面の高さから130ピクセルを引いた残りがその下に表示
される)
<FRAMESET COLS="20%,80%"> ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(2)
・・・(縦に130ピクセル横に画面幅の20%が左上になり、縦に130ピクセル横に80%が右上
に表示される)
<FRAME SRC="hidari.htm" NAME="1" SCROLLING="auto">
<FRAME SRC="migi.htm" NAME="2" SCROLLING="auto">
</FRAMESET> ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(2)'
<FRAME SRC="sita.htm" NAME="3" SCROLLING="auto">
<NOFRAMES>
<BODY>
<P>
<BR>
</P>
</BODY>
</NOFRAMES>
</FRAMESET> ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(1)'
ここでは、赤色で表示されている (1)<FRAMESET ROWS="130,*">と
(1)'</FRAMESET>とが対応しており、
また、紫色で表示した(2)<FRAMESET COLS="20%,80%">と
(2)'</FRAMESET>とが対応していることに注意してください。
(また、hidari.htm と migi.htm が画面上から130ピクセル、左から20%80%の割合で
表示され、その下に、 sita.htm が上から130ピクセルの位置に大きく表示される)
また、各フレームにはそれぞれ名前が付けられています。
hidari.htmがあるフレームには NAME="1" migi.htmがあるフレームには NAME="2"
sita.htmがあるフレームには、 NAME="3" とそれぞれ名前が付けられている。
次に
hidari.htmファイルから、あるファイルを指定して下の大きなフレームに目的のファイル
を表示させるには、以下のように TARGET オプション で指定します。
<B><A HREF="zigyou2.htm" TARGET="3">事業活動</A></B><BR>
ここでは、事業活動が下の大きなフレームに表示されます。
この TARGET="3" を 2 にするとフレーム 2 (migi.htmのあるフレーム)に目的の
ファイルが表示されてしまいます。
また、このほかに TARGETのバリエーションには、以下のようなものがあります。
それぞれどのフレームに表示させるかに応じて、以下のバリエーションを使い分けます。
TARGET="_blank" (新しいブラウザを開いて表示する)
TARGET="_self" (リンクスイッチのあったフレームに表示する)
TARGET="_top" (フレームをなくして画面に表示する)
TARGET="_parent"(リンクスイッチのあったフレームの親フレームに表示する)
などがあります。
ここで、もう一度3分割したフレーム機能を見て見ましょう。(←ここをクリック)
以上、フレームの使い方には、実際にどこのフレームに表示させるかということや、また
元に戻る時の指定の仕方など、いろいろと注意が必要です。
(時間があれば、実際に「無線」のHPなどを見てみましょう。)
以下、次回(第8回は、ここをクリックしてください。)
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